パイオテックが「PT-Jet VJ-628D」を選んだ理由
導入方法
2022/04/13
DTFプリンター、生産体制、シェーカー/オーブン 機材選びのポイント・注意点
《 DTFプリンター 》
・トラブルが少なく、安定しているか?
・電源が100Vか?
日本の電圧は「100V」が主流なので、200Vの場合は別途工事が必要になります。
・リップソフト(カラープロファイル)の機能性、操作性が良いか?
・印刷クオリティー・発色、白インクの隠蔽性に問題がないか?
・イニシャルコスト、ランニングコスト
・トラブル発生時の対応
・保守対応
《 生産体制 》
・材料の適合性を検証できているか? (インク ・フイルム ・パウダー)
・生産性・生産力
・素材への対応力 ※低温圧着の方が素材適応上望ましい
・転写プリント工程での作業性の良し悪し
面倒な下準備や専門知識を要する作業がないか?
・プリント加工後の洗濯耐久性、風合いの良さ
《 シェーカー 、 オーブン 》
・シェーカー本体が、サイズによって、搬入経路の確保と広い設置スペースを必要とする場合があり、 事前確認が必要。
・重量が大きい機材(例.180㎏~300㎏超)の場合、エレベーターの積載荷重等の注意が必要。
・機材が200V電源仕様の場合、事前に工事が必要な場合がある。
・シェーカーは、オーブンに比べて高額で、中には150万円以上のものがあり、大きな投資となる。
・トラブル発生時の対応
・保守対応
※なお、シェーカー/オーブンの比較情報は下記をご参照ください。
【ブログ】【本音トーク】DTFプリンター導入の提案スタンスについて (2022.4.1)
1.機材選びのポイントとそのリスク|シェーカー(バインダー定着機)とオーブン
(DTFプリンター PT-Jet VJ-628D PT-Jet DTFオーブン A2/A3-P1)
【まとめ】PT-Jet VJ-628D の特徴
DTFプリンター紹介動画
PT-Jet VJ-628Dは、日本製プリンターです。
日本初(2022年/1月)の高品質なDTFプリンターで、安定して運用してもらえる機種です。
PT-Jet VJ-628Dは、日本のプリンターメーカーよりインクメーカーのSTS社向けに特別に認定されたOEMプリンターとなります。
標準機と異なり、低粘度の水性インクを使用するDTFに合うよう日本のプリンターメーカーによってデザインされたプリンターとなります。
- 国内初・日本製・エコテックス認証・高品質インク・省エネ仕様。
- 電源;100V 8A 、重量;32㎏(本体)
- ライトシアンインク(LC)とライトマゼンタインク(LM)を搭載。
PT-Jet VJ-628Dに搭載されている「ライトシアンインク(LC)/ライトマゼンタインク(LM)」は、バインダーを含有する特殊なインクで、パウダーが付着しやすい(付きやすい)新機能がある。
淡色布地に白インク無しで転写可能で、インクコストの大幅ダウンと印刷速度の大幅アップを実現し、この新機能がDTGからDTFに切り替える大きなメリットの一つである。
- 最適なインク ・フイルム ・パウダーの組み合わせで、最良の転写プリント。
- ヘッドの目詰まりが起こりにくく、廃インクも少ない。
- PT-Jet VJ-628Dは、脱気済の真空アルミパックで、ボトル注入式よりもトラブルが少ない。
白インクがプリントヘッドの目詰まり等の問題になる主な原因は、ボトルに注入したインクに空気が含まれるためだが、脱気済の真空アルミパックにより、トラブルが大幅に緩和される。
- インクバッグ内が真空状態で、しかも混ざりやすいインクであるため、常時循環や攪拌の必要性がなく、安定した印刷が可能。
- インクの使用量を抑えた省エネ仕様で、インク消費量が一般機に比べて少ない。
PT-Jet VJ-628Dは、バリュアブルドットでインクの吐出をコントロール。
一般的には、吐出は「大」のみだが、PT-Jet VJ-628Dは吐出を大/中/小サイズに自動振り分けでインクコストを約3割ダウン。
- 印字速度は、3.0㎡ /h (6pass)で、A3換算で約24枚/時間。
一日(8時間)でA3 約200枚(A4 約400枚)の転写シートを製作。
白・淡色生地用途であれば、一日(8時間)でA3 約300枚(A4 約600枚)の転写シートを製作。
※白/淡色布地用は、白インクが不要なので1.5倍の高速印刷が可能で、更にインクコスト大幅減で経済的。
ランニングコスト事例
・白インク有の場合:CMYK+WW(ホワイト):
A3サイズ 170~200円
・白インク無の場合:CMYK+LC(ライトシアン)+LM(ライトマゼンタ):
A3サイズ 128~140円
- クリーニングでの廃インクコストは、13円未満/A3サイズ で済み、見えないコストとしても軽微。
- 保守は、軽量コンパクトなプリンター(32kg)ならではのセンドバック方式。
パイオテックにて行ない、必要な場合は「メーカーによる」対応が行なわれる。
DTFプリントについて
■低温(120℃)で転写が可能で、様々な素材への転写が可能。
■オーブンは、A2サイズとA3サイズの2種類。
[A2サイズ] 電源:(100V 15A 1,500W)×2電源 重量:本体のみ 約21kg
[A3サイズ] 電源:100V 15A 重量:約14kg
■ホットピール可能な「両面コート」仕様のフィルムを企画中。
■DTFプリンター PT-Jet P628D 本体価格 1,180,000円 (税別)
■PT-Jet オーブン A3 価格 90,000円 (税別)
■PT-Jet オーブン A2 価格 140,000円 (税別)
◆ウェアプリントの新規事業者こそ『DTFプリンター』をご検討頂くのが、ベストな選択となるのではないでしょうか?!
【企画中・今後の予定】
〇 近い将来、白インクの白度アップが予定されている。
〇 ホットピール可能な「両面コート」仕様のフィルムを企画中。
〇 パウダーは、通常タイプの融点120℃前後のパウダーの他に、100℃前後の低融点タイプを企画中。
本レポートには、記載時点で企画中のものも含まれています。また、商品ラインナップや仕様は、改良・変更、または廃止される場合があります。導入をご検討の際には、弊社営業担当に最新情報をご確認ください。なお、今後も様々な試作と検証を行い、情報の更新に努めてまいります。
パイオテック株式会社について
私たちはウェアプリント用の印刷機材・資材の専門企業です。
1995年の創業以来、トナー転写・昇華転写や溶剤インクジェット転写及びラバープリントを中心に、各種熱転写を手がけてきました。
長年の熱転写に関する豊富な知見を活かし、ウェアプリント業界で注目が高まっているDTFプリントを安定稼働させるための最適なサポートをさせて頂きます。
デモ実演会情報 DEMO&PREVIEW
DTF PRINTDTFプリント
ウェアプリント業界で話題のDTFプリンター(DTFプリント)。日本初の国産DTFプリンター「PT-Jet」や、各種DTFプリンターを取り扱っています。